スポーツの楽しみ方は人それぞれです。
体力づくりのためにスポーツをする人もいるし、友達と楽しむためにスポーツをする人もいる。
スポーツは楽しければ、勝たなくてもいいと思う人もいるでしょう。

ただ、大会にエントリーして試合に出る限りは、勝ちたい、上を目指したいという気持ちになって当然です。
今回は、少年野球で試合に勝てる強いチームを作るにはどうすればいいのか考えてみたいと思います。

横浜ブレイズ指導者の実績

強いチームを作るといっても、横浜ブレイズはできたばかりのチームなので、実績はまだ何もありません。
強い以前に、まだ試合をしたこともありません。

「そんなチームの指導者に、強いチームを作る話なんて分かるの?」
そう思う方もいるでしょう。確かにそうですね・・・。

ただ、ブレイズの指導者は、どこにでもある普通のチームを強豪と呼ばれるまでに育てた経験があります。

どれくらいの強さのチームになったかというと、区大会や地域の小規模な大会なら優勝争いができるくらいです。
横浜市レベルの大きな大会では、ベスト8くらいまでが多かったかもしれません。
200チーム以上が参加する横浜で一番大きな大会(YBBL)で3位になったのが一番良い成績でした。

高円宮賜杯で全国大会出場を目指しているようなチームにはかなわないけど、いい試合はできる。
横浜市では名門と呼ばれ、常に強い超強豪チームが何チームがありますが(多分10チームくらい)、その次のレベルくらいのチームでした。


当時の選手たちが獲得した優勝カップや優勝旗です。
一番下の写真は息子が取ったメダル。
いい思い出です。

子供たちが頑張って、親が応援して、指導者が後押しをする。
チームが強くなり、子供たちがやる気になって、大人たちの応援にも熱がはいる。

強いチームに勝って泣いて、負けて泣いて。
子供たちの姿を見て感動して。
素晴らしい経験でした。

これからブレイズでも同じことをやっていければいいなと思います。

少年野球で強いチームを作るためのポイント

わたしたちが考える、少年野球で強いチームを作るためのポイントは以下の通りです。

  • まずは守備を戦えるレベルまで高める
  • 子供を観察して練習を工夫する
  • 目標を持たせてモチベーションをあげる
  • スターに頼らず普通の子をうまくする
  • 指導者がよく話し合い、検証と改善を繰り返す

まずは守備を戦えるレベルまで高める

少年野球内野ゴロ捕球
バッティングを鍛えないと点を取れないから勝てない。
守備を鍛えれば点を取られないから負けることはない。

バッティングと守備どちらを鍛えるのか議論になることがありますが、結論としては守備を先に鍛えた方がいいと思います。

豪快な打撃で点を取りまくり、打ち勝つチームは理想です。
試合を観ていて痛快な思いをするでしょう。

でも、強いチームを作ろうとした場合、守備を鍛える方が近道です。
なぜなら、守備は、他の技術よりも早く仕上がるからです。
その分、チームの完成度が早く上がります。

目指すのは、普通のゴロやフライを80%以上アウトできることです。
これくらいで、守備力としては十分戦えるレベルです。
もちろんそれ以上を目指してもいいのですが、ここから上は成長が鈍化します。
そのため、強豪チームとの差が少なくなるのです。


先ずは、普通のゴロやフライを普通にアウトにできて、時々ファインプレーが出るくらいの守備力を目指しましょう。

子供を観察して練習を工夫する

指導者は、練習中の子供の様子をよく観察することが大事です。
子供が練習に集中しているか、やる気があるか様子をうかがいながら練習しましょう。

子供の集中力は長く続きません。
練習に集中しなくなれば、効率が下がりますし、ケガにもつながります。
そんな時は、給水タイムを入れて、違う練習に切り替えます。

同じ練習を続けたい場合は、数種類のドリルを入れると集中力が持ちます。

例えば、スローイング練習をやる場合、ボール回しだけ1時間延々と続けることはできません。
でも、ひとつのドリルに10分から15分かけて、数パターン行えば1時間みっちりとスローイングについて練習することができます。

目標を持たせてモチベーションをあげる


子供たちのやる気に火が付けば、自らすすんで練習するようになります。
指導者が子供の「やる気スイッチ」を押してあげましょう。

大事なのは、チーム全体の「やる気スイッチ」を押すことです。
選手一人や二人ではなく、チーム全体(親も含む)です。

そのために指導者がやるべきことがふたつあると思います。

  • 目標を持たせる
  • 小さな変化に気づく

目標を持たせる

市大会で優勝する。
県大会でベスト4に入る。
全国大会に出場する。

子供たちのモチベーションを上げるには、チームとしての具体的な目標が必要です。

高学年にもなれば、自分たちで目標について話し合うことができます。

大会でどこまで勝ちたいのか、キャプテンを中心に話し合いをさせてみるといいと思います。

ただ子供に任せると「ちょ、ちょっと無理じゃない?」と、大人が思ってしまうような、無理めな目標が出てくることが多いです(笑)

小さな変化に気づく

「ほめて伸ばす」ことが大事といいますが、個人的にはあまり賛成できません。
何も変わっていないのに、無理矢理ほめることはないと思ってます。
それよりも大切なのは、「小さな変化に気づいてあげること」だと思います。

選手のプレーの小さな変化にも気づいてあげましょう。
子供が自分で考えて工夫したり、教わったことを実行したりするのをよく観察して気づいてあげるのです。

そして、「少し変わってきたね」とか「あのプレーはよく考えていたね」と、指導者は、いつでもちゃんと見ていることを伝えてあげるのです。
やたらとほめまくるよりもずっと選手のモチベーションが上がります。

スターに頼らず普通の子をうまくする

どこのチームにも何人かは、運動神経がいい子、成長が早く身体の大きい子がいます。
大抵、チームの中心選手で、背番号1や10を背負っていることが多いです。
当然、そういう選手が多ければ、強いチームになります。

しかし、少年野球チームは特定の地域に根ざしていることが多いので、代表チームでもない限り、運動神経のいい子供をたくさん集められることはなかなかありません。

飛び抜けてうまい選手のおかげで強い時があっても、その選手が卒業してチームを抜けると弱くなってしまう。
強くなるのは運しだいのチームになってしまいます。

一方、毎年、大会で上位に勝ち上がる強豪チームがあります。
常に強いチームはどうしているのかというと、普通の子供を上手にしているのです。

地域に住んでいるごく普通の子供たちを鍛えて上手にして、常に強いチームに仕上げているのです。
そのために必要なのは、よい練習です。

指導者がよく話し合い、検証と改善を繰り返す

指導者はチームの状態について情報交換を行い、課題があれば解決するために常に話し合う必要があります。
定例会のほかに、直接会えない時はLINEやメールで頻繁に話し合いましょう。

横浜ブレイズでは、月に1回、指導者が集まり定例会を行っています。
効果がなかった練習メニューは止め、新たなメニューを考えるなど検証と改善を繰り返します。

さらに、選手の調子、選手の得意なこと苦手なことなどの情報共有を行っています。

野球だけじゃなく、心の調子も気づいた点を話し合います。
変わった様子はないか。悩んでいる様子はないか。イジメはないか。

親だけでなく、みんなで子供を育てるチーム。
結局は、そんなチームが強くなるのだと思います。


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Yokohama Blaze

Yokohama Blaze

横浜市南区少年野球チームの横浜ブレイズです。できたばかりのチームですが、スタッフはみんな経験豊富で、子供と野球が大好きです。 子供の特性を理解して練習スケジュールを組み、楽しく愛情をもって丁寧に指導します。