野球をやっている少年は、小学生、中学生、高校生に関わらず、みんな礼儀正しいとよくいわれます。


大きな声でキチンとあいさつして、荷物もきれいに整頓されている。そんなチームを見たことがあると思います。


強いチームであるほど、このような規律がしっかりしていることも多く、「礼儀正しさ」と「強さ」は相関があるといえるのではないでしょうか。

ブイレイズの選手たちは礼儀正しい?

その点、ブレイズの選手たちの礼儀はどうでしょう? ひいき目に見ても、礼儀正しいとはいえないかな。


集合場所に来て、挨拶する選手がほとんどですが、大きな声を出すのが恥ずかしいのか、できずにいる選手もまだいます。


試合中、バッターボックスに入った時の審判への挨拶や練習中のバッティングピッチャーへのお礼など、一部の選手はやるけど、やらない選手がほとんどです。


指導者が、厳しくガミガミいえば徹底されるのかもしれませんが、気が付いたときに指導する程度なので、わたしたちのやり方もよくないのかもしれません。

少年野球に礼儀正しさはどこまで必要?

野球は団体スポーツですからチームプレーのために規律は必要でしょう。それに、少年野球は教育を兼ねた部分もあり、社会的な規律を学ぶ場でもあります。


ですから指導者は、「挨拶」「整理整頓」「時間厳守」などを教えなくてはなりませんが、ブレイズでは、少年野球に過度な礼儀正しさは必要ないと考えています。


荷物はゴチャゴチャにならないように並べさせますが、数センチのズレもなくキッチリ並べることまで求めません。また、監督コーチの話を聞くときは脱帽して直立不動で聞くなんてこともしなくていいと思います。


選手に礼儀を求めるあまり、抑圧的な態度を取る指導者を見たことがあります。色々なチーム方針があると思いますが、ブレイズはそのような考え方ではありません。


ジュニアや下級生は、遊びに付き合ってくれるオジサンなのか、コーチなのか区別がついていない選手もいますが、それでもいいと思ってます(笑)


厳格な規律とは、軍隊に由来するものです。戦場では、上官の指揮命令通りに兵隊が動かないと、より多くの人が死んでしまうので、軍隊には規律が必要になります。


そのため、普段の生活から厳格な規律のもと、一糸乱れぬ組織的な活動ができるように訓練しているわけです。


野球では規律が乱れても命に関わることはありません。そこまでの規律は必要ないでしょう。


少年野球では、社会生活を送るうえで必要充分な程度の礼儀正しさや規律を教えればいいと思います。


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Yokohama Blaze

横浜市南区少年野球チームの横浜ブレイズです。できたばかりのチームですが、スタッフはみんな経験豊富で、子供と野球が大好きです。 子供の特性を理解して練習スケジュールを組み、楽しく愛情をもって丁寧に指導します。