横浜には、YBBLという200チームを超える少年野球チームが参加するとても大きな大会があります。
YBBLが始まったのは、なんと昭和39年のことで、規模が大きいだけでなく、歴史もある大会です。
YBBLは横浜の少年野球チームにとって甲子園といえるような存在で、多くのチームがその頂点を目指して日々練習しています。
2020年夏。
チームを立ち上げて三回目の夏に、横浜ブレイズは、とうとうYBBLに出場することができました。
大会エントリーまで色々なことがあったので、「ようやくここまできたな・・・」とベンチに入りながら感慨深い思いでした。
対戦相手は、瀬谷区のリトルジャイアンツさん。歴史のあるチームで、過去にはYBBLを二連覇したこともある強豪チームです。
その結果は・・・
ジャイアンツ|1 0 0 2 1 0 | 4
ブレイズ |3 1 3 0 0 × | 7
7-4でなんと勝利!!!! 一回戦突破です。
初回先制されますが、その裏に逆転し、最後に追い上げられてビビりましたが、そのまま勝つことができました。
試合の流れを引き寄せたファインプレイと長打
YBBLはどこか特別な雰囲気のする大会です。いつもとは違う様子に気後れしたのか、初陣のブレイズナインは、やや緊張していたようです。
打ち取った当たりでしたが、先頭バッターを内野安打で出塁させてしまいます。さらに盗塁の間に送球エラーがあり、あっけなく先制点を奪われます。
落ち着きを失うブレイズの選手たち。不安そうな表情が見られ、早くもこのままズルズルといってしまうかと思ってしまいました。
続く二番バッターを三振に取りますが、迎えた相手三番バッターの打球はセンターへ。あらかじめ左に守備位置を変えていた逆を突く当たりでした。
「捕ってくれ!」と誰もが見守るその前で・・・、センターがまっすぐに落下点に向かって走ります。
走って、走って、走って、走って、ナイスキャッチ!!!
打球が抜けていたらツーベースは間違いなし。大量失点につながっていたかもしれません。
それが、先制点は取られたもののツーアウトランナー無しになったのですから、まさに天と地の差です。
振り返ってみると、この試合の勝敗を分けたともいえるとても大きなプレイでした。
そして、その裏のブレイズの攻撃。
先頭バッターが初球をいきなりたたき、エンタイトルツーベース。ここで試合の流れをぐっと引き寄せます。
ツーアウトにはなったものの、打順は四番。先ほどセンターでファインプレイをした選手が打席に立ちました。
追い込まれた後、3球ファールで粘り、7球目を見事センター前へ。これで同点。
その後もタイムリーヒットが2本続いて、3点を奪い逆転。
試合には必ず流れがあります。流れがこちらに来ているときは、相手がミスをしやすく、反対であれば、こちらがミスをしやすくなります。少年野球では特にその傾向が強くなります。
相手にいった流れを引き寄せることができるのは、長打やファインプレイです。セーフティバントで出塁するとチャンスは作るかもしれませんが、流れを引き寄せるまでには至りません。
この試合では、ファインプレイと長打が立て続けに出て逆転し、序盤の流れを作ることができました。
暑い中ピッチャー頑張る
相手の打線は、合計8本のヒットを打たれるなど、鋭いスイングで迫力十分でした。
4回にはノーアウトから三連打を浴びて、さらにエラーが重なり、大量失点をしてもおかしくない場面もありましたが、それでも2点の失点に抑えます。
暑い中のゲームでしたが、二人のピッチャーが、それぞれ要所を締めて頑張って投げてくれました。
点差があったので、少し余裕をもって投げられたこともありましたが、ランナーサードで内野ゴロを打たれても簡単にホームインさせない守備もよかったです。成長してますね。
好調だった打線
この日打ったヒットは全部で9本。5本のタイムリーヒットが出て7点を奪うことができました。
スタメンの半分以上を占める4年生が打ったヒットも多く、今後に向けて明るい材料です。
打力を買われスタメンに抜擢された4年生の選手も、ベース上での喜び方がヘンテコ(ハの字ガッツポーズ)ですが、2本のヒットを打って期待に応えてくれました。
ブレイズにとって記念すべきデビュー戦を見事勝利で飾ることができました。パチパチパチ!
二回戦は来週行われます。
Yokohama Blaze
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