ブレイズでは「指示をしすぎない」指導を重視しています。

以前は、荷物の置き場から、アップのやり方など、ああしようこうしようと指示を出していたのですが、それがかえって選手たちの自立を妨げていると気づき今のやり方に変更しました。

最初は「何か言いたくなる」「手伝いたくなる」のをグッと堪えて我慢、我慢の連続で大変でした。でもそれを乗り越えると選手たちの行動や思考は明らかに変化が生じて、最近ではかなりよい結果につながってきました。

時間はかかりましたが、選手たちが自ら考え、決断をして行動に移すという、わたしたちにとって理想的なチームに近づいてきたと感じています。

伝えるのは開始時間だけ

たとえば試合前のアップの時、指導者がキャプテンに伝えるのは開始時間だけです。「試合は〇時に始まるからそれまでに準備を終わらせて」とそれだけを伝えます。

キャプテンは、いつまでにどこでなにをすればよいのかを考え、必要だと思うアップを済ませて時間通りにベンチに戻ってきます。

細かく指示しないことで、思考のレベルがあがり、時間配分や担当の割り振り(時には大人に指示を出すことも)をするようになってきました。

その他にも選手たちがそれぞれの役割を話し合っている姿をよく見るようになりました。試合中に、バッテリーが打ち合わせをしていたり、野手がお互いにポジションを確認したりしています。

それは、試合に出るメンバーだけでなく、控えに回ったメンバーも同様です。

単に大声で応援するだけでなく、ベンチで気が付いたことを試合に出ている選手に伝えるのです。

以前は見ることのなかった選手たちの姿で、とても頼もしく感じています。

選手は駒ではない

指導者が細かく野手のポジションを指示するというやり方もあると思います。その方が手っ取り早いし、勝率だってよくなるのかもしれません。

しかし、選手は指導者の欲求を満たすための駒ではありません。

ブレイズは、指導者の指示通りに選手を動かし試合に勝つよりも、自分の頭で考えて解決策を見つけられる選手を育てることを大切にしています。

遠回りかもしれませんが、選手たちが自立しているチームの方が最終的には強くなると思うし、そのような経験は将来にも役立つはずです。

自主的に動けよ!ではうまくいかない

選手たちが自ら考えて行動するチームを作ろうとしたとき、「自主的に動けよ!」とか「自分の頭で考えろよ!」なんていってもうまくいきません。

そもそもそれが指示なので、選手たちが指示待ちの姿勢から抜け出すことはないのです。

ではどうすればよいのかというと、まず選手たちに決定権を委譲することです。そして、どんな結果になろうとも選手たちの決断を責めてはいけません。

更に、ヒントは出すけど結論は言わないこと。しかし、判断するのに必要な知識は伝えることが大切だと思います。

思うような結果が出なかったときは、決断に至った過程を振り返り、そこに問題はなかったのか確認します。

決断を責めずに、過程を確認する。問題が見つかれば、ヒントを与えて修正する。あくまでも選手たち自身に考えさせて決めてもらう。

こんなことを繰り返しているうちに段々と、これまでにできなかったことができるようになりました。

これらを指導者だけでなく保護者も含めてチーム全体で行わなくはなりません。

なかなか忍耐力が必要です。


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Yokohama Blaze

横浜市南区少年野球チームの横浜ブレイズです。できたばかりのチームですが、スタッフはみんな経験豊富で、子供と野球が大好きです。 子供の特性を理解して練習スケジュールを組み、楽しく愛情をもって丁寧に指導します。