今年も秋になりました。コロナに振り回された異例の年でしたが、野球シーズンもそろそろ終わりを迎えようとしています。
秋のメインを飾るYBBL秋季大会。200チーム以上の少年野球チームが頂点を競う、横浜市で一番大きな大会です。
ブレイズは、先日の予選トーナメント一回戦にコールド勝ちして、二回戦進出。
勢いに乗って挑みたい二回戦でしたが、相手は永田オックスさんでした。
永田オックスさんは、ブレイズを立ち上げたスタッフが元いたチームです。これまでの対戦成績は0勝1敗。初顔合わせとなった前回の試合は、今年の春のことで、1-11で3回コールド負け。全く相手にならず惨敗でした。
あの敗戦依頼、基本に立ち戻って基礎練習を繰り返していました。さて、その練習の成果は出たのか? それともさらに差が開いてしまったのか? 試金石ともいえる一戦でしたが、その結果は・・・。
オックス|2 3 1 0 7 |13
ブレイズ|0 5 0 1 6 |12
テーブルスコアを見て分かるように、スゴイ試合展開となりました。
点差をつけられても二度追いつき、大差をつけられ時間制限で最終回となった5回裏も1点差まで追い上げましたが、力及ばず1点差で敗戦。
いきなり5点リードを奪われる
立ち上がり、先発ピッチャー の制球が定まりません。先頭バッターをフォアボールで出し、相手三番にファースト横をライナーで抜かれるツーベース。五番にもセンターに運ばれて早くも2失点しました。
続く2回も連続フォアボールから、マズイ守備もあり3失点と、試合が始まってすぐに5点のビハインドとなってしまいました。
こうなると蘇るのは前回の悪夢です。1-11で負けた試合では、何でもないフライを落とし、何でもないゴロを捕れずミスを重ねて負けた試合でした。
「また同じだ。」
ブレイズの選手だけでなく、相手チームの選手もそう思ったかもしれません。
このままズルズルと行きそうな雰囲気で、ベンチもすっかり意気消沈していましたが、その後、前回とは違う展開が待っていました。
離されても追いつく!二度追いつく
2回裏。四番キャプテンがショートに打った当たりがイレギュラーしてラッキーな形で出塁。ノーアウト一塁になると、相手ピッチャー が突如制球を乱します。
二連続フォアボールで満塁に。七番バッターがサードに打った打球を相手が処理を誤り2-5に。
更に後続が、フワフワっとしたラッキーなヒットもありましたが連打を浴びせます。 打順は上位に返り、二番バッターの左中間へのツーベースが飛び出し、なんと一挙に5点獲得して試合を振り出しに戻します。
その後も双方点を取り合い、試合は6-6の同点に。序盤は大敗ムードだったのですが、一転して押せ押せになってきました。
5回表ツーアウトから7失点
試合時間を考えると残りイニングはわずかです。5回の表裏で終わると予想されます。5回表を抑え切ればもしかしたら‥。
・・・と思ったことが私にもありました。
5回表ツーアウトまで漕ぎつけたのですが、なんとそこから7失点。それがすべてでした。
いつもそうなのですが、ピッチャーがフォアボールを連発したわけではなく、ヒット性の当たりを打たれたわけではありません。
問題なのは守備。ファールフライを落とし、内野ゴロをヒットにしてしまい、ランダウンプレイもアウトにできない。スコアではエラーの記録が残っていませんが、守備のミスで大量失点してしまいました。
アウトにできなかったランナーが塁に残り、相手の攻撃が続きます。
ピッチャーも耐えきれなくなり、ツーアウト二三塁からドカンとセンターオーバースリーベース、そしてツーベースと連続長打を打たれてしまいます。
最後にレフトのファインプレイでチェンジとなるまで、相手が打てばどこに飛んでも守備がミスをする状況が続いてしまいました。
ただこの日の勝利の女神はかなり気まぐれで、その裏ブレイズは6点を返し、最後は逆転のランナーまで出塁して相手を追い詰めましたが、あと一歩及ばず12-13で敗戦。
ものすごい試合展開となりましたが、試合後半に降った雨がかなり強かったこともあるのか、お互い多くのミスが出たゲームでした。
春からのレベルアップはあったのか?
春に1-11でコールド負けした相手に、負けたとはいえスコアは12-13。最後の最後まで追い詰める試合展開で選手たちは頑張ったと思います。
特に、下位打線の八番、九番がそれぞれ二本ずつヒットを打ち、得点に絡んでくれたのはよかったです。飛距離が伸び、外野まで飛ぶ当たりが増えてきて、これからに期待できます。
課題の守備ですが、依然としてプレッシャーに弱く、試合の中でミスが多い状況は変わりません。もうワンランク上に行かないと試合で安定した守備を見せることができないと思います。
練習中に見せるプレイは変わってきつつあるので、このまま基礎練習を繰り返します。
ブレイズでは、ピッチャーの評価の指標としてストライク率をあげています。目標は70%ですが、先発ピッチャーは58%と目標に大きく及ばず。特に立ち上がりはコントロールに苦しみ、フォアボールで5失点のきっかけを作ってしまいました。
リリーフしたピッチャーは、最近制球がよくなり、安定してきました。この試合のストライク率も70%と合格です。コースへの投げ分けとか次のレベルに進めそうですね。
この試合、負けてしまったので、YBBL2021秋季大会は予選トーナメント二回戦敗退となってしまいました。いつもなら、第二代表決定トーナメントがあるのですが、今年はコロナのためありません。
6年生が残す大会は、南区3位決定トーナメントのみとなってしまいました。
あと残り僅かな時間しかありませんが、最後まで一生懸命に頑張りましょう。
Yokohama Blaze
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