11月3日南区秋季大会に敗戦し、横浜ブレイズAチームの2023年の公式戦が終了しました。
これからの練習日程は、5年生、4年生のために組むことになり、6年生は引退になります。
いつまでも6年生と一緒に野球をやっていたいと感じる反面。成長していく彼らを新し環境に送り出してあげなくてはならないという気持ち。
ひとつの代の区切りを迎えるこの時期は、そんな気持ちが相まっていつもさみしい思いがします。
ということで今回は、2023年Aチームを振り返ってみます。
ハマった時の強さと劣勢時の弱さ
YBBL秋では、本部大会に出場したチームと互角以上に渡り合うなど、今年のチームはハマった時はかなりの実力を見せてくれました。(結果はサヨナラ負け)
一方で、一旦劣勢になると相手の勢いに完全に飲み込まれてしまう悪い癖があり、ミスを重ねてビッグイニングを作られ勝負が決してしまった試合も数多くありました。
横浜市大会の1回戦で負けた後、南区の役員の方に「あれ?なんで負けたの?」と聞かれることもあり、ゲームによって印象が大きく異なるようなチームでした。
主な公式戦の結果は、こんな感じ。
実はチーム立ち上げ当初はもっと厳しい1年になるのではないかと予想していましたが、選手たちの努力もありその予想を完全に覆してくれました。
2チーム制の導入により選手全体の実力が向上
今年度からブレイズでは、南区公式戦に「横浜ブレイズ」と「横浜ブレイズスターズ」の2チームエントリーしました。
そもそも南区の役員の方から提案され今年から導入したこの2チーム制ですが、結果的には大成功でした。
これまで控えに回ることが多かった選手が公式戦に出場するようになると選手本人のモチベーションが上がるのはもちろんのこと、ご家族の方も一緒に盛り上がってくれます。
練習に対する気持ちが全く変わってくるし、自主練にも熱が入るので、チーム全体の実力はかなり向上しました。
運用面での改善点はいくつかありますが、メリットの多い2チーム制は今後も継続していきたいと考えています。
5年生チームは県大会に出場
2023年Aチームの5年生は、3年生の時に隼人杯で3位、4年生の時は南区4年生大会に優勝などこれまでよい成績を収めています。
5年生になった今年は、関東学童横浜市予選で3位入賞し、県大会に出場。3回戦まで勝ち上がりました。
一見「よく頑張りました」とも言える成績ですが、これに満足している選手はひとりもいないでしょう。
横浜市予選準決勝、県大会3回戦で同じ相手に完敗し、本当のトップとの差を痛いほど感じ悔しい思いをしました。
横浜市で3位入賞したといっても、出場しなかったチームの中にブレイズよりも強いところはたくさんいます。実力で上から並べたら3番目ではないことは十分承知しています。
横浜市でさらに上位を狙えるチームになるには、これまでのやり方をそのまま続けていても無理です。
そのため、仕組みを変えたり、新しい取り組みを導入したりしています。選手たちも頑張って努力しましょう。
2023年Aチームの6年生へ
6年生にはいつも「変えられない未来」と「変えられる未来」がある話をしてきました。
「変えられない未来」とは、秋になったら6年生は引退するとか、来年の春になったら6年生は卒業するとか、人の努力では変えられないやがてやってくる未来のこと。
毎日のほほんと過ごしていたって、ストイックに必死になって努力していたって「少年野球最後の日」は、やがて誰にでも平等にやってきます。「変えられない未来」からは誰も逃れることができないのです。
でも一方で「変えられる未来」もあります。
自分の行動によって、結果を変えられる未来もあるのです。
たとえば、受験勉強なんかがよい例です。
今は合格判定が出ないとして、必死で勉強して成績を上げることができれば、志望校に合格することができます。諦めて何もしなければ、合格することは難しいでしょう。
「やがて「少年野球引退の日」が来た時に、誇りをもって自分が努力したと言い切れるくらいに一生懸命にやって欲しい。努力すれば未来を変えることができるから。」
何度も同じことを繰り返して君たちに伝えてきました。
君たちはその度に真っすぐで真剣な目をして話を聞いてくれましたが、少年野球の引退が決まった今、何を感じているのでしょうか?
「十分にやり切った」「これ以上ないくらい努力した」そんな胸が熱くなるような充実感を抱くことはできましたか?
それとも「もっとできたはず」「あの時こうすればよかった」、行き場のない怒りや後悔の念、悔しい想いを抱いているでしょうか?
君たちが抱いている想いは、それぞれが歩んできた道によって違うと思います。それが充実感であれ、敗北感であれ、すべて尊いものです。
ブレイズの仲間たちとみんなで、目標に向かって歩んだ経験は、間違いなくこれから新たなステージに進んでいく君たちの大きな糧となるでしょう。
野球は小学生で終わりではありません。少年野球なんて、野球選手になる準備体操がようやく終わっただけです。中学、高校と、この先が本番です。
そこで技術を学び、身体を鍛えて、大学、そしてその先も目指せるような選手に逞しく育ってくれることを期待しています。
何よりも君たちが大好きな野球をずっとやり続けてください。
秋のシーズンに向けて、どんどん実力があがってきた君たちを見てとても嬉しく思いました。指導者として素晴らしい経験をさせてもらいました。
どうもありがとう。
卒団までまだ5ヶ月あります。最後まで楽しく頑張りましょう。
Yokohama Blaze
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