強いチームをつくるには、まずは、しっかりとした送球ができるようにしなくてはなりません。
なぜなら、捕球エラーより送球エラーの方が、失点につながる大きなミスになりやすいからです。


しかし、ボールを投げる動作は習得が難しくて、野球を始めたばかりの子供はなかなか上手に投げることができません。
そこで、正しい投げ方を早く習得できるように、ブレイズでは色々なドリルで練習しています。


ブレイズでやるドリルの一部を、この記事で書いているので、興味がある方は見てください。

少年野球キャッチボールの基本 ボールの投げ方の練習法

真下投げでドーン

上で紹介した記事では触れていませんが、投げ方ドリルの一つが真下投げ。
地面にバコーンとボールを叩きつける練習方法です。


踏み込み足にしっかりと体重を乗せないと、真下に投げることができないので、体重移動の練習になります。
体重移動ができていない子にやらせると、真下に投げてるつもりなのに、5メートルくらい先にバウンドする場合もあります。


ただ以前、あまりに真下に投げすぎて、ボールが顔面に当たり鼻血を出した子がいるので、ほどほどに。1メートルくらい先を狙うのがいいんじゃないかと思います。


下級生のうちは、手投げになってしまう子も多いのですが、真下投げをやらせると、こんなダイナミックなフォームで投げられるようになります。


一年生でも、ここまで手を振れるようになります。スバラシイ!

ドリルを行う時に注意していること

さて、真下投げのようなドリルを行う場合、ブレイズでは以下のことを心がけてます。


選手の上達の度合い = 回数 × 選手の理解度


上達するには回数をこなすことはもちろん大切ですが、選手がなんの為の練習をしているのか理解しているかどうかも大切だと考えています。
ただ、「やれー! やれー!」といってるだけではダメなんです。


そのため、ドリルをやるときには、しばしば練習を中断して説明する時間を取ります。
5分練習して、説明して、5分練習して、説明して、という感じです。


インターバルがあまり短いと物足りない顔をする子もいますが、5分から10分くらいで細かく時間を区切ってやります。
子供を集中させるためにはどうしたらよいのか考えているうちにこんな方法になりました。


また、説明をうまく子供たちに伝えるのにもコツがあります。


子供は自分の知っていることを答えるのが好きなのです。「この前教えたこと覚えている人は、手を挙げて」などと質問すれば、多くの子が「ハイハイ」と手を挙げてくれます。


手を挙げた子を指して答えさせると、正解を言えた子は得意顔になるし、全員が話を聞くようになります。(よく使う手ですww)


近年、罵声を浴びせる指導法が問題になっています。そのような指導者は、恐怖により子供たちを注目させる以外の方法を知らないのでしょう。


もちろん私たちも、まだこれから多くのことを学んでいかなくてはなりませんが、子供の特性に合わせた指導方法で、選手を上達させていきたいと考えています。


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Yokohama Blaze

横浜市南区少年野球チームの横浜ブレイズです。できたばかりのチームですが、スタッフはみんな経験豊富で、子供と野球が大好きです。 子供の特性を理解して練習スケジュールを組み、楽しく愛情をもって丁寧に指導します。