今年の冬は寒い日が多かったせいか、春の訪れが待ち遠しく感じられます。
春は、野球シーズンの幕開けの季節でもあります。
ここ横浜市南区でも、南区春季大会が開催され、いよいよ2022年シーズンの開幕です。
創立4年目のブレイズが、この大会に出場するのは3年目。これまではなかなか思うような結果を残すことができませんでしたが、新6年生の人数が多い今年は、先輩たちを超える結果を残したいところです。
1回戦の相手は六ッ川ベースボールクラブさん。
過去に南区大会では2回、YBBLでは1回対戦していますが、ブレイズ創立以来一度も勝ったことのない相手です。
ランナーを出塁させると、足を使ってかき回され、ホームスチールまで決められ、あれよあれよと失点を重ねて敗戦した苦い経験が蘇ります。
そんな試合巧者とどう戦うのか、冬の間のトレーニングの成果がどこまででるのか、試合をするのが楽しみなような怖いような感じでしたが、結果は見事に4回コールド勝ち!
ブレイズ|3 2 0 8 |13
六ッ川 |1 0 1 0 |2
これまで先輩達が超えられなかった壁を、遂に超えることができました!!
やりました! おめでとう! これで2回戦進出です。
なぜか打線が爆発
この試合、なぜか打線が好調で初回から連打が続きました。
この試合で1番に座ったバッターがいきなりセンターへのヒット。2番がライトへ、3番の内野安打で先制点をもぎ取ります。
さらに内野ゴロ、タイムリーヒットで初回から3点を奪います。
その後もヒットを重ね、コールドが決まった4回までになんと毎回の15安打。先発メンバーのうち8人がヒットを打つという爆発ぶりでした。
いつもそんなに打つのかというとそんなことは全くないので、偶然が重なったのだろうと思いますが、9番打者が2安打するなど打順の上から下までよく打ってくれました。
ピッチャー陣もナイスピッチング
先発したのは、最近ピッチャーとしてムクムクと成長してきた選手。大事な試合のマウンドを任されましたが、2点は取られたものの安定したピッチングを見せてくれました。
最終回となった4回には、ブレイズ初のエースナンバーを背負う選手にスイッチ。わずか9球で三者凡退に抑える素晴らしいピッチングでした。
お調子者がチームを救う
4回コールドだけ聞くと、楽に勝てたという印象を持つかもしれませんが、そんなことはありません。
3回の裏、相手1番の好打者にタイムリーツーベースを打たれ3点差になりました。
ランナーは2塁に残り、続く2番打者の打球はレフトへのライナー気味の飛球。ここで抜けたら流れが一気に相手にいってしまうかもしれないところでしたが、レフトが左にスタタッと走り好捕してくれました!
この選手は、バッティングが得意でこの試合でも3安打しているほどですが、守備ではえっ?と椅子からずり落ちてしまうようなミスをしたりとハラハラさせてくれます。
この日はどうやら【当たり】の日だったらしくよかったです。
かなりのお調子者で話していると面白い選手ですが、ピッチャーに並んでこの日の守備のヒーローです。
本人は、自分のプレイが大きな流れを作ったことをたぶんわかっていなかったので、試合後のミーティングで褒めておきました。調子に乗らないといいのですが笑
審判部に褒められる
試合終了後、うれしいことがありました。
南区の審判部の方が口々に「他の区の強豪チームとも対等な試合ができるのではないか」とか「選抜チームにほしい選手がたくさんいた」と褒めてくれたのです。
もちろんリップサービスも含まれているとは思いますし、この試合ができすぎだったので、謙遜ではなく本当に自分たちの実力はそんなに高くないと思っているのですが、それでも褒めてもらえるのはうれしいものです。
なかでも「声がよく出ていてよいチームだ」と言われたのは嬉しかったです。
試合前は緊張していた選手たちでしたが、キャプテン、2人の副キャプテンを中心に、ベンチで出場できなかった選手たちも含めて最後まで声が途切れることもなく仲間に指示を出し、応援し、励ましてくれました。
そんな姿をチーム関係者だけでなく、大会運営の方に気付いてもらえたのですから、指導者をしていてこれ以上うれしいことはなかなかありません。
化けの皮が剝がれないように、次の試合も頑張りましょう。
Yokohama Blaze
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