
南区春季大会です。
ベスト4まで進出したものの決勝進出をかけた一戦で敗退し、ブレイズは3位決定トーナメントにまわりました。
残念ながら優勝の可能性はなくなりましたが、3位になれるチャンスはまだ残っています。去年の先輩たちが成し遂げた3位入賞を今年も成し遂げたいと思います。
ということで迎えた永田オックス戦。6年生が多く、先発メンバーの半分以上が5年生のブレイズと比べると一回り大きいチームです。
前回の対戦は新人戦でしたが、その時は終盤に逆転され2-3で負けています。
あれから約5カ月。
冬の間は守備を重点的に強化しつつ、春からはバッティングにも力を入れ、さらに状況別の守備体形にも取り組んできました。
これまでの練習の成果が試される1戦となりましたが、見事5-1で勝利!!
オックス|0 0 1 0 0 0 |1
ブレイズ|0 3 0 0 2 × |5


6年生ピッチャー二人の好投に応えて守備もノーエラー。パワー不足は小技でカバーしての快勝です。
選手の特徴を把握する
ブラッドピットが主演した映画マネーボールでは、サイバーメトリクスを用いて各種統計から選手を客観的に評価することが描かれていましたが、MLBだけでなく今やNPBでも統計データを重視した野球が盛んに行われています。
少年野球チームですから設備も整っていないし、統計データを駆使して戦うなんてことはできないのですが、それでもブレイズではできる範囲で数値を活用して選手を把握するようにしています。
こうやっていると面白いのが選手なりの考え方を知る機会が増えることです。
たとえば、四球をあまり選んでいない選手に対してそのことを言うと、「追い込まれるのが嫌だ」などバッターボックスで何を考えているのか教えてくれます。
確かに、ファーストストライクを打つのは野球の基本ですが、追い込まれるのを嫌うばかりに難しいボールやそもそもボール球に手をだしていないかなど、改善点を一緒に考えるきっかけにもなるのです。
ちなみに、阪神タイガースの中野選手は、WBC日本代表にも選ばれる優秀な二塁手ですが、四球を選ばないことで有名です。
しかし、2023年では大きく変わりました。
2021年 525打席 四球29個 出塁率.321
2022年 610打席 四球18個 出塁率.301
2023年 294打席 四球31個 出塁率.363
2023年はシーズン途中にも関わらず、すでに31個の四球を選び、出塁率は.363と昨年よりかなり上昇しています。
岡田監督の指導があったのかどうかわかりませんが、素晴らしい変化ですね。
打率やホームラン、打点などに比べて地味な印象がある出塁率ですが、得点につながる大事な指標です。
プロ野球をそんな視点で見るのはもちろん楽しいですが、少年野球の指導に役立てるようになれば、それもまた楽しいことだと思います。

Yokohama Blaze

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