指導者による言葉の暴力、子供の体を無視した投げすぎ、練習のしすぎによるスポーツ障害など、近年、少年野球が抱えている問題が話題になっています。
最初は大好きで、楽しかったはずの野球をやることで苦しみ、野球から離れてしまう子供たちが後を絶ちません。
野球をやらせるのは大変、監督が怒ってばかりいるという噂もたち、新たに野球を始めようとする子供も減っています。
実際、神奈川県に2,000チームあった学童野球のチームが数年で800チームにまで減っているのです。なんと6割のチームがなくなってしまいました。
比較的人口が多い、ここ横浜市南区でも状況は同じで、部員不足で活動を停止してしまったチームがいくつかあります。
そのような中、「選手を真ん中に」をコンセプトにおいた少年野球リーグである「PCG(Players Centered Games)」が、創立されます。
PCG WEBサイト
コーチ、選手、観戦保護者による怒号罵声、相手チームへのヤジ禁止、「全員出場」=攻撃において少なくとも1打席は試合に参加、一度交代しても再度出場可能など、「選手を真ん中に」おいた独自のルールが工夫されています。
ブレイズも加盟に誘っていただき、記念すべき創立時からPCGに参加することができました。今回は、そのプレマッチともいえるオープン戦。
金沢区のシルバースラッガーズさんとの試合でした。
結果は・・・
スラッガーズ|1 2 1 0 0 2 0 |6
横浜ブレイズ|0 0 0 1 0 1 0 |2
残念、2-6で負け~。
ブレイズブルペンデー
この試合、いつもとは大きくメンバーを入れ替えて臨みました。
打順は14番までにして、全員出場。
ピッチャーも7回を、6人に投げてもらいました。まるでメジャーで時々見られるブルペンデーです。
これまで登板機会がさほど多くない選手いましたが、制球を乱して試合を壊すこともなく、みんなよく投げてくれました。
また最近キャッチャー練習を始めた選手が、7回まで立派にこなしてくれるなど、収穫が多かったです。
いつもとは違う慣れないポジションということもあったのか、一部中継プレイでミスがあり、試合後のミーティングで確認しました。
問題となったシーンについて、プレイに関わった選手たちを中心に、それぞれがその時何を考えていたのか、どうすればよかったのかを話し合いました。
試合中のコミュニケーション不足が原因ですが、これをきっかけに修正していけるといいと思います。
PCGならではの親子審判
PCGでは、選手が審判もやるというルールなのですが、大人にフォローしてもらいながら頑張ってやってました。
親子審判は、PCGならではの光景ですね。和みました。
Yokohama Blaze
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